2016年10月18日火曜日

【小学4年】いろいろな天体について知ろう。ペットボトルを使って重力を体感!

「宇宙🌌」を題材にするのはとても難しいと言われています。
それは、現実にその場所に行って観察することができず、実験しようにも、宇宙の状態を机の上に再現することが非常に難しいからです。また、月や星の観察は夜が中心ですから、子どもたちが学校にいる昼の間に授業しようとすると、暗幕を使って暗くしたり、ビデオ教材を用意したりと、先生たちの工夫もたいへんです😓

私も悩みながら、いろんな方に教えていただきました。
その中で、最近では「擬似的な体験」としての実験・観察は可能ではないかと考えるようになりました。
今回は、そんな一例を紹介します。
テーマは「重さ」つまり重力です。



写真はペットボトルに水💧を入れて指先で持てるようにしたものです。
「地球」と書かれたボトルには500ml、つまり500gの水が入っています。
それを、他の惑星や準惑星・衛星で持ってみると、どれだけの重さになるかを計算して、水の量を調節したものです。

実際に”住んでみるとこんな感じ”と実感を伴いながら、天体について想像をふくらませることができました。(もちろんガス状惑星もありますから、地面に立って暮らすことができない天体もありますが、あくまで「夢」をもってもらうための活動ですので、細かな点は別の機会にゆだねることで、意欲を削がないようにしています。)

子どもたちは木星では、自動販売機でジュースを買うと、ドカン💥とすごい音がして落ちてくる!とか、冥王星ってもっと重たいものでも軽々持てて面白い😄といった声を挙げてくれます。

ペットボトルが小さかったので、大きさがまちまちになってしまいましたが、
もっと大きなものにして、基準値(地球の量)を少なくすれば、見た目を同じにすることでより驚きを演出できたかもしれません。

重力の数値はホームページによって多少違うようですが、「惑星・重力」で検索すればすぐに見つけることができます。

制作上のポイントは2つ。
①水の量がわからないように、紙などで覆うこと。
②「掴む」では重さの実感がわかりにくいので、指で釣り上げられるようにすること。

学校で学習するときは、この後に「もし住めるとしたら、どんな生活になるだろう」と課題を出し、温度や自転・公転周期などのデータから考えさせても面白いですよ。

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