2016年12月1日木曜日

【小学5年】顕微鏡、アクティブ・ラーニングが叫ばれる時代に知識・理解を築くには?

アクティブ・ラーニングという言葉をご存知の先生方は多いと思います。
最近では特に文科省関係の講演を聞きに行くと必ず耳にします。

「活動」ではなく、「能動的」という意味でのアクティブですので、お間違えなく。

ところで、アクティブ・ラーニングが叫ばれるようになったのは次の時代背景があります。
キャシー・デビッドソン(米)という方が、今の子どもたちが大人になった時、65%程度の人は、今、存在ていない職業に就く、ということを述べました。

つまり、いくら知識を詰め込んでも、移り変わりゆく時代の中で、その知識は使えるかどうかわからなくなっていく、ということです。同時に、知識・理解を重視する従来の教育よりも、変化に対応できる子を育てるために「手段」を学ぶ教育が重視されるようになってきました。

しかし、「科学」分野では、これだけではいかないことが多々あります。
知識がなければ使えない道具がたくさんあるからです。
どんなに機器が発展しても「包丁」が料理に使われるように、
科学分野では知識もまだまだ重要といえます。

では、アクティブ・ラーニングに取り組みつつ、知識をどのようにして積み重ねていけばいいのでしょう。




さて、これは何でしょう?

皆さん、おわかりですよね?
「顕微鏡」です。小学校5年生で学習するかと思います。

こうしたアップの写真を用いて「探してみましょう」と問うとどうでしょう?
脳がしっかりとアクティブに、勢い良く探しに行くでしょう。
でも、しっかりと目に焼き付くと思いますよ・・・「対物レンズ」が。

こういったやり方で、アクティブ・ラーニングを行いながらも、知識に目を向けることは可能なのです。単純に「これが対物レンズっていうんですよ」では受動的ですが、知識を能動的に自分から得ることがアクティブ・ラーニングの中での知識・理解の獲得方法のひとつとも言えるでしょう。

こうした写真はマクロ機能があるカメラが最適。
他にもメダカのヒレや、カボチャの雌しべなど使い所はいっぱい。
試してみてはいかがですか?

0 件のコメント:

コメントを投稿