学校の先生はご存知かもしれませんが、レプリカを造ったから「大地のつくりと変化」の学習になる、ということは決してありません。つまり、教育課程としては存在しない活動になります。
ただ、レプリカづくりは結構行われています。
なぜか?
それにはいろいろな理由があります。
先生が作る場合、高価な化石を量産することで(といっても売却目的ではなく教育目的ですので法的にももちろんセーフ)実際にたくさんの子どもたちに触れさせてあげることができる。質感は違いますが、形や「見た」という記憶につながりますので、それなりに効果はあります。
子どもたちが作る場合。化石というもの、そのものに対しての関心を深めることができます。また、自分で作ったものということで持って返ってからも大切にするでしょう。(もちろん販売してはいけませんが)
こうした理由から行われていることが多いのですが、石膏で型取りすると「本物の化石が傷ついてしまう」ので、注意が必要。よくレプリカのレプリカを作る例を聞くのはこの理由かと思います。
そこで、今回はまたまた100均グッズの登場。
簡単に型取りをする方法をご紹介しましょう。
ちなみに今回は「型取り」を中心に説明しますので、実際にする場合は「石膏」など別の材料(これはさすがに100均では行かないと思いますがネット通販では安いですよ。)が必要になりますのでご了承ください。
【準備】
・プラスティックゴム(「おゆまる」という商品名で売られています。)
・加熱器具+水(つまり「お湯」です。)
・割り箸+キッチンペーパー
・キッチン用ゴム手袋(熱いのが苦手な人に)
「おゆまる」というのは80度以上の熱を加えると、やわらくなり加工できるプラスティックです。最近、レジンを使ったアクセサリーの自作が流行しているみたいなので、そのコーナーに売っていることが多いと思います。冷やすと固まる性質があるため、一度あたためて加工し、冷やして固めることで事由に成形できます。
この「おゆまる」を型取りに使います。
①お湯を沸かして、そこに「おゆまる」を入れます。
私は、面倒なので沸かしているところに入れますが、ポットのお湯を注いでもできるという報告がありました。
②割り箸で取り出し、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
しっかり拭き取らないと化石を傷めますよ。
③化石の周りにかぶせて型取りしましょう。
半面の型取りでも十分ですが、私は少し回り込むようにつけました。(剥がすのが少々難しくなりますが、本物に近くできます。)
これで型取りは完成!
ここに石膏を流します。(石膏の使い方は袋の後ろのマニュアルを御覧ください。)
ビデオに牛乳パックを用いたので製品名が映ってしまいました。毎日牛乳様ごめんなさい。
後は、固まるのをまって取り出せばいいだけです。
着色すればそれっぽくなりますが、結構時間がかかるので、まあ、いろいろ考えてみてください。
今回は結構、型取り意外は丸投げのような記事でしたが、実はそれがいいと思うのです。小さい化石をアクセサリーにして楽しむなど、個人の楽しみの幅が広がるからです。
ちなみに小さい化石は博物館で安価にてに入りますから、学校でなくてもできるのですよ。ぜひやってみてください!
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